こんにちは、かぺです!
英語を学び始めると、よく耳にする表現のひとつに “hang up” という英熟語がありますよね。TOEICのパート1によく出るので覚える必須の英熟語です。この表現、電話に関係する言葉というのは何となくわかるかもしれませんが、「電話をかける」という意味で使っていませんか?
実は、それ…間違いなんです!

「hang up」は“電話をかける”ではなく“電話を切る”!
まず結論から言います。
✅ “hang up” は「電話を切る」という意味の英熟語です。
たとえば:
例文:
-
She hung up the phone without saying goodbye.
(彼女はさよならも言わずに電話を切った) -
Don’t hang up! I’m still talking!
(電話切らないで!まだ話してるの!)
つまり、電話を終える動作=切ることを「hang up」と言うんです。
この表現は、昔の電話機(受話器をフックに「掛ける」タイプ)に由来しています。
日本語の「電話を切る」と近いイメージですね。
「hang up」は電話をかける意味では使わない!
「電話をかける」という意味では、「hang up」は使いません。
もしこの表現を「電話をかける」として使ってしまうと、意味がまったく逆になってしまいます!
電話をかける」英語で何て言う?
正しくは以下のように表現します:
表現 | 意味・ニュアンス |
---|---|
call someone | 基本的な表現(例:I’ll call you.) |
give someone a call | やや丁寧で会話向き(例:Give me a call later.) |
ring someone | イギリス英語でよく使う表現 |
dial a number | 電話番号を「押す」こと(今はあまり使わない) |
例文で比較しよう!
-
I’ll call my mom later.
(あとで母に電話します) -
Can you give me a call after work?
(仕事終わったら電話くれる?) -
He dialed the wrong number.
(彼は間違った番号を押してしまった)
どの表現も「電話を始める(かける)」動作を意味しています。
「hang up」はまったく別のフェーズ=電話を終えるときの動作なんですね!
ついでに覚えたい!“hang up on”の表現
もうひとつ、よく出てくるのが:
hang up on 人 = (相手の話を無視して)電話を切る
これは少し冷たい・不機嫌な印象があります。
例:
-
He hung up on me when I asked about money.
(お金の話をしたら、彼は私の電話を切った)
→ 怒ってガチャ切りしたようなニュアンスが伝わります。
✅ まとめ
表現 | 意味 | 用法の例 |
---|---|---|
hang up | 電話を切る | She hung up the phone. |
call / give a call | 電話をかける | I’ll call you later. |
hang up on 人 | 相手の話を無視して電話を切る | He hung up on me. |
📘 おわりに:英熟語の誤解を減らそう!
「hang up」は日本人学習者が勘違いしやすい英熟語のひとつ。
なんとなく「電話関係=電話をかける」って思いがちですが、正しくは「電話を切る」なんです。
似たような英語表現で混乱しやすいものは他にもたくさんあります。
少しずつ知識の棚を増やしていきましょう!
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